「いやー疲れたー。今日もお仕事頑張ったからすんごい疲れたわー」
「お疲れ様です」
「なんか、やばい疲れたわー。いやーこの疲労、明日に持ち越したくないねー。どうにかなんないかねー」
「うーん。なにかスタミナがつくようなご飯作りましょうか？」
「いや、それじゃなくてさ！・・・あー、つまり、ほら。僕って署内一の頭脳派じゃない？」
「そういえばそういう設定でしたね」
「せ、設定ってなんだよ！事実だから！毎日毎日頭使って事件を解決に導いてんの！」
「はあ」
「だから、すごく脳みそが疲労してんの。で、疲れた脳を癒すには○○がいいって言うでしょ？
ほら、あれだよ。あれ！」
「なんかクイズになってるんですけど・・・えーと。辛いものとか？キムチとか、脳に刺激を与えて活性化
させるとか？」
「違う！！馬鹿！辛いの正反対！」
「じゃあ、甘いもの？」
「そう！それ！てなわけで、四角くて茶色の甘いお菓子ちょうだい」
「四角くて茶色・・・あぁ、あれですか」
「あれですよ！」
「ようかんですね」
「ようかんですよ！・・・え」
「今、出しますね。ちょっと待ってください」
「よよよよよよよよよようかんかーーー。わぁうれしいわぁああああーーーー」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・すみません、足立さん。
じつはようかんが見当たらなくて。それでチョコケーキがあったんですがそれでもいいですか？」
「！！！！」
「四角くはないんですけど、茶色だし甘いし。いいですかね？」
「いいとも！！」
「じゃあ、今お出しします。・・・足立さん」
「なーに」
「・・・やっぱ、なんでもないです」
「なんだよ。ニヤニヤしちゃって。へんなやつだなー」

ニコニコ大人とニヤニヤ子供